Q.大学受験の先輩ママたちに聞きたい、資金ってどう準備されました?
不況の時代が過ぎたといわれていますが、それでもその時の経済状態がまだ元に戻っていないというご家庭は多いでしょう。
お子さんの受験を見越してためてきた資金も、不況のあおりを受けてボーナスが無くなった、減給となったという事で、その補填に使ったという家庭もあります。
受験は非常に費用が掛かります。
幾つかの学校を受けるというお子さんが多いので、受ける大学の分だけ受験費用が掛かりますし、滑り止めに受かって第一志望をこれから受験するという場合でも、落ちた時の事を考えて、滑りとめの大学に通う事が出来るようにと、入学金を支払う事になります。
もちろん、第一志望に合格すればその費用はムダ・・・となるのですが、浪人を考えない場合、こうした費用が必要となります。
Q.私立の理系、かなりの費用が必要なのですが、どうやって捻出すればいいのか・・
大学の理系に行くのか文系に行くのか、それとも医療系や芸術系に行くのか?という事でも費用が違いますし、国公立と私立でも大きく費用が変わってきます。
国公立に行くという事なら多少学費などが低く抑えられますが、理系、芸術系、医療系は高くなります。
これが私大となればさらに金額が跳ね上がります。
以前は高校に行く、ということでその後就職されるお子さんも多かったのですが、最近は高校の上の学校、つまり大学、専門学校などに行くことが当たり前のようになっています。
そのため、親御さんとしてはお子さんが大学、専門学校等上の学校に行く資金を用意しておかなければなりません。
Q.年子で受験が連続、みなさんはどうやって資金を調達しました?
さて・・・ではその資金をどう準備すればいいのでしょうか。
比較的余裕があるご家庭でも兄弟がいるというご家庭では、学費が重なると余裕を持つことができません。
祖父母に甘えることができるのなら、教育信託贈与を利用するといいでしょう。
これは、30歳未満の孫、ひ孫に授業料等の教育資金について祖父母が出す場合、非課税で一括贈与できるというものです。
資産をお持ちの祖父母なら、お孫さんのためにこうした方法を選択してくれるかもしれません。
この他、奨学金がありますが、成績がいいお子さんは無利子で奨学金を借りることができますし、一般の奨学金も金利が低くなっています。
この奨学金制度は、お子さんが利用するものなので、将来社会人になってからお子さんが返済していきます。
ただ、今の世の中、若い世代で奨学金を返済するという事も難しいので、親御さんが返済するという事も含めて考えていくといいでしょう。
費用については生活費などもかなりかかるので、一般家庭ですべてを養うという事は難しくなってきています。
兄弟、姉妹が多いという事なら、学校に相談し奨学金制度の事等お話を聞いてみるといいでしょう。