Q.大学受験、子どもに対してしてはいけないことってありますか?
子供の受験に子供よりも夢中になっている親御さんも多いです。
他国では受験に遅れそうな受験生をパトカーなどで送るという事も行わると聞いてびっくりしますが、大学受験は、18歳、17歳という大人になりかけの学生が受けるものです。
そこに親があまりにも介入してしまうのはどうかと思いますし、受験の時期に親子関係がひどく壊れてしまったという話を聞くと、やはり難しい問題だと感じます。
お子さんの受験なのですから、当然親がしてはいけないことがあります。
まず一つは、子供が行きたい大学に合格した、でも経済的な理由で無理という事です。
この志望校はうちの子、まあ無理だろうなと思い、受験させるだけさせてみた、すると受かってしまい、学費の捻出がどうしても出来ず子供に無理というしかなかった、という事もあります。
私大医学部等受かりっこないと思って、頑張ってみればと適当な事を言っていたのに、本人は必死に頑張り、合格、でも親が費用を出せないのであんなに頑張ったのに入学が無理、これほど子供を傷つけ、がっかりさせることはないでしょう。
どんな成績でも、志望校については全部、費用がどのくらい必要になるのかしっかりと確認し、費用を出せるのかどうかしっかり考えるべきです。
Q.子供の志望と親の志望が違います。この場合どうすればいいでしょう
次に、志望校を親の偏見や希望で、変えさせるということです。
子供が行きたい大学、親がいってほしいと思う大学、これが一致しないこともあります。
特に小さいころから英才教育を受けさせてきたとか、塾などにバンバン通わせて親が子の大学に行かせたいと頑張ってきた場合、志望校の希望先に親子で不一致が出てきます。
そんな大学に活かせるために頑張ってきたんじゃない、と思うかもしれません。
でもお子さんにとっては、その大学が夢の大学なんです。
子供がしっかりと考えて、将来なりたい道を選び、その為に必要な指導を受けることができる大学を選択したのなら、親御さんはお子さんの意見をしっかりと聞いて受け入れるべきです。
自分が思ってきた道と全く違う道を選んだからと怒っている親御さんもいますが、子供の人生は子どもの人生、親のものでも誰のものでもありません。
Q.受験生を抱えていますが、一緒に頑張るべきことってありますか
子供が頑張っているのに親は全く頑張っていない、頑張れっていうだけでなんとも情けない状態の親御さんがいますが、これはやる気を失わせます。
○○が頑張っているから、俺も頑張るか!!と何かにチャレンジしたり、必死に仕事にまい進する姿を見せる等、お互いに頑張っているからこそ、頑張れというエールを送る事が出来るのです。
休みの日は頑張っている子供に「頑張れよ、もっと勉強しろよ」といっておきながら、自分はテレビを大音量でかけてげらげら笑っているような、人の気持ちがわからない行動は絶対にすべきではありません。