福祉の仕事
介護が必要な高齢者の生活のお手伝いをするのが福祉の仕事です。
寝たきりで食事や排せつがうまく自分でできない人や、車いす生活でもある程度の支度は自分でできる人など生活スタイルは様々です。
そんな高齢者の手伝いは、体力だっていりますし、下のお世話もしなければいけないので、精神的にも大変な仕事です。
しかし、それ以上に学ぶことがたくさんあります。
ただお世話をするのではなく体系立てて学問として学び、それを実習を通じて身に付けていきます。
実習や実践では、知識もえ大切ですがなによりもコミュニケーションが大事です。
相手は自分よりもはるかに経験値のある高齢者や、同じ職場の同士なので、人と人とのつながりがより濃い職場が福祉の現場です。
勤務先は、高齢者施設や、介護施設、などの施設が多いですが、場所によっては在宅支援といって職員が高齢者のお宅に訪問して介護する事もあります。
重要性と現実
日本は今、超高齢化社会となっています。4人に1人は高齢者と言われるほど、長寿国と喜ばしい反面、介護の人で不足が脅かされており、実際に現場で働いいている職員の仕事量は増える一方です。
重要なことは明らかなのですが、しかし、福祉関係の職種って給料が低いのです。
業務量と給料がわりに合わないと辞めてしまう人も多いのが現状です。
また、体力勝負の仕事です。
入浴のお手伝いをするにしても、身体を持ち上げなければいけません。
寝たきりの人は身体が自由に動きませんので、全体重を職員が支えることになります。
体力がないとできない仕事なのです。
福祉専門学校
福祉の専門学校では、介護の実習を含む、福祉や介護のについてを学びます。
2年~3年の期間をかけて学ぶことになります。
介護は高齢者に直接触れることもありますが、器具も多くあり、その仕様も抑えておく必要がありますし、介護が必要な高齢者の身体は床づれや筋肉の硬直などが起こり上手く動きません。
そういった身体の仕組みや身体能力の低下についても学びます。
福祉は、医療の知識・工学の知識・心理学の知識など、幅広いジャンルの知識が必要です。
職に困らない
日本は超高齢化社会です。
そのため、介護の必要な高齢者も年々増えてきています。
しかし、一方の福祉関連の人材は増えません。
その要因には、定収入と実務が割に合わない、身体に負担がかかりすぎる、などがあります。
そのため人材不足です、施設への入居者は増えていても、職員の確保が難しいのです。
ですので、福祉関連の専門学校卒業生はかなり重宝され、就職先に困ることはありません。
人と接する仕事、そして経験豊富な高齢者と接することで、気づくことも多くやりがいのある仕事です。