大学で資格を取りたいと考えているのですが、どうしたらいいですか?
まず、多くの人が勘違いしていることがありますが、資格を取得したからといって、就職試験で有利になることはあまりありません。
もちろん、その資格を取得していないとできないような業務があるならば、その資格を持っている意味はあるでしょう。
たとえば、医師免許や教員免許、弁護士免許といったものはとても意味のあるものであり、役に立ちます。
このようなタイプの免許を取得したいならば、医学部や教育学部、法学部へ進学すればいいため、悩むことはあまりないでしょう。
もしそういう資格ではなくて、もっと就職活動をする時にどの業界を受ける時にも役に立つようなものを求めているのであれば、それには正解はありません。
その人がどのような業界を目指しているのか、何が得意で何が苦手なのか、時間的にどのぐらい余裕があるのかといった要素が関わります。
大学というのは資格学校ではないため、その大学に通えば資格が取れるようになると考えるのはやめましょう。
基本的に資格というのは独学で勉強をして取得するものです。
もちろん、大学側が特定の資格試験の合格をサポートしていることもありますが、それはあくまでもサポートであり、結局は自分で勉強をする必要があります。
資格を取りたいと考えている方は、あまり大学を頼りにするのではなくて、自分の力で勉強をして試験に合格することを考えましょう。
資格をたくさん取れる大学に通うという考え方は間違いであり、どこの大学に通ったとしても試験を受けて合格すれば、多くの資格を取得することはできます。
大学ではどんな資格を取得すればいいのですか?
まず、多くの企業が重視しているものとして英語の資格であるTOEICは欠かせません。
多くの大学ではTOEICで一定の得点を取っていれば英語の単位を出してくれます。
TOEIC対策の授業を開催していることも多いです。
これ以外にも英語の資格はありますが、基本的にはTOEICだけで十分でしょう。
情報系の資格もさまざまな業界で評価されやすく、受験している人は多いです。
特に国家試験として情報処理技術者試験を受けることをおすすめします。
ビジネス系の資格としては、ビジネス実務法務検定や秘書技能検定などを受けてみましょう。
これらの資格を取得することに意味があるだけではなく、社会人としての基本的なマナーや知識を試験勉強を通して学ぶことができるからです。
特定の業界で効果を発揮する資格もあります。
たとえば、簿記検定や建築士、ファイナンシャルプランナーといったものです。
これらの資格は取得するために長い勉強時間をかける必要がありますが、合格することができればとても役に立つでしょう。
このように色々な資格が存在しているため、自分の将来のことについて考えながら、どの資格を取得するのが良いのかを決めましょう。